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椿と花水木〜万次郎の生涯 下天は夢か 下天は夢か 信長私記 男の真剣勝負 開国 |
椿と花水木〜万次郎の生涯津本陽(著) 1996 新潮文庫ご存知ジョン万次郎の生涯を、その幼少時代からアメリカへ渡るいきさつ、アメリカ時代、 そして日本で待ち受けるさまざまな出来事、そして旧友との再会等々、 感情豊かに描くジョン万次郎の伝記の最高傑作。 津本陽氏の作品はみんなそうだが、まるでジョン万次郎が目の前にいるかのような錯覚を覚えるほど 情緒豊かに描かれている。史実にも客観的で、かつアメリカでのラブロマンス、そしてアドベンチャー。 夢と歴史の世界に浸りたいときにお勧めの一冊。ジョン万次郎の本といえばこの一冊。 心に残った一行遭難しジョン・ハウランド号に救助され、ハワイ・オアフ島での別れのシーン。 「万次郎が筆乃丞の言葉を伝えると、キャプテンはうなずき、彼の目をのぞきこむ。 『お前や、どうすりゃ』『わえはキャプテンといっしょにいきたい』」 |
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下天は夢か(一)(二)(三)(四)津本陽(著) 1992 講談社文庫戦国の革命児、織田信長の生涯を描く伝記的四部作。 津本陽氏の本といえばお馴染みの歴史に忠実でかつ登場人物を生き生きと描き出す方言。 この作品も織田信長と彼を取り巻く戦国武将、女性たちの息づかいを感じるかのような作品。 尾張半国を従える直前に父・織田信秀が死ぬ場面から始まり、桶狭間、美濃攻め、そして上洛、天下布武の実現へと続く。 随所に信長公記、ルイスフロイスの書簡からの引用があり、史実にも忠実。 心に残った一行桶狭間の合戦を控えた戦評定にて「−儂は明日死ぬ。されば思うがままに戦うてやらあず−」 |
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下天は夢か 信長私記津本陽(著) 1994 新潮文庫これは誇張と個人的偏見が過ぎるかもしれないが、下天は夢か四部作を「信長公記」の現代版とするならば、 これは津本陽氏の熱い想いの入った文字通り「信長私記」である。 歴史的出来事に沿いながら、織田信長の人間性、女性観、リーダーシップ、 そして本能寺の変の明智光秀謀反の謎等々、織田信長をさまざまな視点から観察・評価する歴史エッセイ。 人間・信長とそれを取り巻く人々や出来事を知りたいという人に特にお勧めの一冊。 心に残った一行信長の天才としかいいようのない先見性と実行力が、 たまたま金銀の大増産期に遭遇していた日本の進路をどのように切り開いていったであろうか。彼は、蝦夷島から九州、琉球にいたるまでの全国支配をなしとげると同時に、南蛮貿易へのりだす計画を、 頭にえがいていたであろう。 |
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男の真剣勝負津本陽(著) 1996 角川文庫歴史上の人物16人を例に現代のリーダー像に迫る。 正直言って、織田信長、明智光秀、清水次郎長のところしか読まなかった。 他には徳川吉宗、紀伊国屋文左衛門、渋沢栄一、宮元武蔵などが描かれている。 織田信長、明智光秀については他の本でもよく書かれているが、清水次郎長親分については、勉強になった。 とにかく面倒見のいい人だったそうだ。それがどういう廻り合わせか次郎長が窮地に陥ったとき、 窮地を救う旧友が現れる。そうなろうと思ってできることではないが、人生のあり方を勉強させてもらった気がする。 心に残った一行次郎長の生きる道程は、生命の危険を常に覚悟しなければならない厳しいものであったが、 どこか野放図で陽気な気配がただよっている。 子分との間柄も、現代では想像できないほどこまやかな感情にいろどられていた。 |
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開国津本陽(著) 1996 文春文庫江戸も幕末、開国のあわただしい模様を一国の藩主松平忠国を主人公に、その裏舞台を描く。 恥ずかしながらこの作品、最後まで読んでません。。。 主人公が知らない人だったのがいけないのかどうかわからないが、引き込まれるものなかった。 ただし、津本氏の歴史に客観的な筆は健在であるので、黒船来航から開国の舞台裏を詳しく知りたい方にはお勧め。 |
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Date Last Updated:
February 25, 2010